Hさんは技能実習3号の技能実習生です。
今、日本に来て4年目になります。
業種は、建築大工・大工工事作業。
今年の秋ぐらいに、随時2級の技能検定試験を受験する予定です。
まだ半年ほども先で、ずいぶん早いのですが、最近Hさんはその練習を始めました。
写真の踏み台は、脚部の取り付けが斜めになったりしており、部材から加工して作るのは、見た目よりはるかに難しいのだそうです。
会社からそう指示されたわけではありません。Hさんは、元々こういう木材加工がとても好きなのだそうです。
仕事の合間あいまで、いくつも練習品を仕上げていっています。
最初はうまく組みあがらなかったりしましたが、最近はとてもきれいな完成品に仕上がっています。
一番難しいのは、図面を書くこと。
Hさんの熱心さにほだされて、会社も技能実習試験の参考書も購入して、Hさんに図面の書き方を教えています。
「今、なかなかここまで手作業ではしないんです。Hさんがこうして技術を身に着ければ、日本人の若い者はとてもかなわないですよ」
と、実習指導員の方も感心していいます。
Hさん、頑張ってください!