「これ、知ってますか? 美味しいです。炒めると美味しいです!」
そう言って教えてくれたのは、中国人実習生のYさん。
夕方、彼の病院付き添いの後、帰りにスーパーに寄ったところ、アスパラガスを指して言うのです。
Yさん「これは日本語でなんですか」
私 「アスパラと言いますよ。中国語では?」
Yさん「中国で食べたことがないんです。中国にもあると思うけど、故郷では見たことがありません・・・・だから、中国語の名前はわかりません」
とのこと。
せっかくおいしそうだったから、私も買って帰りました。アスパラと、一緒に買ったのはインゲン。
帰って調べてみたら、アスパラは、「芦笋 (ルースン)」とか、「龙须菜(竜髭菜)ロンシューツァイ」とか言うようです。
「芦笋」は、見た目からでしょう、タケノコの仲間、みたいな呼び方です。
「龙须菜(竜髭菜)」は、ズバリ、「龍の髭の菜」ということで、これも見た目で龍の髭を想像したのですね。
日本語は、外来語で「アスパラ」「アスパラガス」とか呼ぶだけなので、工夫が無いです。
日本語も明治時代ぐらいまでは、新しい概念を漢字で表そうと試行錯誤した物でしたが・・・・・・。
ちなみに、となりに写っているエンドウは、「四季豆」とか「菜豆」とか、言います。