先月も技能検定試験が行われました。
建築大工だけではないのですが、製品を作らない試験もありますし、作ったものを見せてもらえない試験もあります。
建築大工大工工事作業では、木材を精密に加工し、丁寧に組み合わせて、製品を作ります。
そのため、試験終了後に出来上がりをこのように見せてもらうことができます。
出来上がりは、このような形で、パッと見た感じは簡単そうです。
ですが、図面を見ながら、木材の表面をかんなで削り、墨壺で墨を引きます。規矩術という、大工さんに伝わる伝統的な方法で角度をきめ、加工するのです。
当然、受け入れる企業に、これらを教えることができる技術者がいなければ、実習生のやる気だけではとても合格できません。
日本人の高校生でも合格率は50%だとのことですよ。
今月はいくつかの工場で試験を行いましたが、どの実習生も合格でした。
おめでとうございます!