建築大工 大工工事作業の技能試験随時3級で合格者が出ました!
随時3級は、外国人実習生が日本で技能実習をはじめて2年6か月目頃に、実習の成果を試すものとして総仕上げとして行われる試験ですが、内容は日本人が受ける実技試験3級と全く同じです。
日本の工業高校の3年生でも、合格率が約50%という、かなり難関な試験なのです。
今回のチョウさんは7月からこの試験の練習を始めました。練習を始めたばかりのころは、既定の時間内に終えることができず、気持ちがくじけそうでたいへんだったそうです。
主に休みの日を使って、何度も何度も練習を重ねてきました。
試験当日は、落ち着いて泰然自若とし、「やることはすべてやった。もう何も怖くない」という表情でした。
2時間30分の奮闘の後、制限時間に15分も早く終了し、「終わりました」と。
結果は、見事に合格でした。
若い彼がこの後どういう人生を歩むかはわかりません。
しかし、日本という外国で技術を学び、この試験に挑戦して練習を重ね見事合格した経験は、きっと彼の糧になることでしょう。
この試験に合格したことで、彼は技能実習3号に進む権利も手に入れました。
おめでとう! どうかこれからも頑張り続けてください!