今日は実習生と企業の生活指導員との面談会の日でした。
法律で月に一度の巡回指導が定められていますが、その機会を上手に使って、その際に実習生との面談会を行っていただいている会社さんです。
実習が終わって残業などが無い実習生から、会社の会議室に集まってきます。
管理部のSさんはパソコンを開き、実習生に聞きます。
「みなさん、こんにちは。いつもお疲れ様です。さて、前回皆さんのほうから上がりました、あの問題については~~」
いったん普通に日本語で話して頂いた後、聞き取れない実習生がいたときは、組合通訳がベトナム語や中国語で説明します。
「配水管は去年一回修理しましたよね。で、今回は二回目です。大家さんが、今回は修理代がかかると言っています」
会社での実習以外に、生活面でも様々な事が起きるものです。
宿舎の設備が壊れたり(壊したり?)、水道管が詰まったり、台風の時には雨漏りが有ったり。
町内会から企業を通して実習生への連絡も有ります。来週の日曜日は町内会の清掃です、とか。
それをこの場で伝えあい、問題解決を相談します。経年劣化したものは、企業が費用を出して購入してくれるときもあります。実習生の使い方が悪くて壊れてしまったものは、その修理費用や新規購入費用は相談です。
実習生にとっては日本語のヒアリングやスピーキングの練習にもなっています。
「台所の えーと、水道管が、つまった。みんなで相談しました。修理代みんなで出します。修理してくださいと、大家さんに言ってください」
実習生もできるだけ日本語で話します。
生活指導員のSさんも、じっくり耳を傾けてくれます。
最後に誤解が無いよう、組合通訳が話を通訳し、まとめました。