2月11日は、日本は建国記念の日。
今年、日本以外の東アジアでは、旧暦での1月1日にあたる日でした。
いま研修センターには、ベトナムと中国からの実習生たちが来ていて、ちょうど日本でもお休みだったこの日に、みんなは新年のごちそうを作って楽しみました。(お酒だけは、センターのルールで、我慢しました)
そして、この日たまたま誕生日の人がいたのです。
「先生、ケーキの作り方を教えてください! 〇〇さんは誕生日です!」
そこで、インターネットで調べ、日本語でケーキのレシピを提供しました。
これも彼らにとっては日本語の勉強になります。
「先生! バターは何ですか?」「先生! 生クリームは何ですか?」と、単語の学習。
「「混ぜる」と「攪拌する」は、同じですか?」と、動詞の学習。
ちょっと心配しましたが、御覧のようなきれいなケーキを作り上げました。
みんなで食べる前に、記念撮影をしました。
研修センターの中では、各国の若人が、日本語を共通言語にして学びながら生活しています。
様々な困難もある中、協力し合い、一緒に考え、日本語でコミュニケーションを取って、乗り越えていきます。
元々は、偏見などもあったでしょう。それが、最後には笑顔でお互いを励ましあうまでになります。
会社に行くときは、別れを惜しんで涙をこぼす者もいます。
得がたい体験だと思います。
一緒に笑ったり、時には叱ったりしながら、各国の若人の成長の機会に立ち会えるこの仕事を、私もとても得がたく感じています。