技能検定試験はさまざまなものがあるのですが、先日あったのはコンクリート製品製造の初級の試験です。
型枠を掃除した後、剥離剤を吹き付け、コンクリートを打ち込みます。
「打ち込む」と言いますが、これは土木・建築の専門用語で、実際にはコンクリートを流し込む作業のことを言います。
「打ち込む」というイメージと異なり、コンクリートを静かに流し込むのがコツです。
振動機を使います。
こうして、生コンクリートの中の気泡を抜くことで、密度を高め、コンクリートの強度があがるんだそうです。
こてで表面をきれいにします。
ここが、初級試験のポイントです。
表面をきれいにならしたら、これで完成!
とのことです。型から外すところまでは初級ではやりません。
表面のこて仕上げなどが肝心なようです。
試験結果は、無事合格でした。おめでとうございます!
地味な試験に見えますが、コンクリートは人類文明を支える縁の下の力持ちなのだそうです。
地球上で最も多く使われている人工素材はコンクリートなのだそうで、年間で約100億トン以上が使用されているのだとか。
地球上の人間1人あたりにならすと、約1.25トン分が使われている計算になりますよ。
100億トン÷約80億人=一人当たり1.25トンとのこと。一年間にですよ。凄いですね。
すべて実習指導員のお兄さんに教えていただきました!