五月九日。
ゴールデンウィーク明けの初日は、講習を終えた実習生たちの配属でした。
新幹線の三列シートにずらりと並んだのは、ベトナム人女子6名とインドネシア人男子8名の計14名です。
彼らの配属先は西日本にあるため、これから日本をほぼ縦断する長い旅になるのです。
改札に切符を通すのも新幹線に乗るのも、全て初めてな彼らはまるで修学旅行生。喜びに緊張が混じって、笑顔がぎこちなくなっています。
そういえば、ちょうど時期なのでしょう、本当の修学旅行生たちが満面の笑顔で騒がしく通り過ぎて行きました。コロナ禍で止まっていた経済や人流がようやく本格式に動き始めて来たのを感じ、とても嬉しくなりました。このまま、少しでもコロナが減り、人々の平時の生活が戻ってくることを祈らずにはいられません。
さて、人生はよく旅に例えられますが、異国の地日本へ技能実習に来ている彼らは、まさに旅人と言っていいでしょう。
人生の何十分の一かを費やすその旅の収穫が実り多いものになるよう、頑張ってほしいと思います。そのためのサポートを我々は惜しみません。
どうか、健康第一安全第一で、頑張ってください!